(2) dpi/ドットパーインチ


このページでは撮影した画像のデータとプリントアウト(印刷)やWeb表示時のdpi(解像度=緻密さの尺度)の関係について書いてみようと思います。

まずデジカメやスキャナー等からPC内に取り込んだ画像データが縦横に何個のドット数を持ったデータなのかを示すpixelという尺度で定義できますが、このpixel数と言うのは画像の直接の大きさを表すものではなく、あくまで何個の点の情報を持っているかという数値を表しています、ですので同じデータの画像でも表示または印刷する時のdpiによって最終的に表示される大きさが変わってきます。

ですので一枚の写真のデータのpixel数というのはその写真の大きさを指し示す数値ではなく単純に情報の点のドットの数を示すものなのでpixel数値だけでは一般的な意味での縦横が何センチという「写真の大きさ」は指し示せません、ではどうやってその画像データのプリントアウトした時の大きさが決められるかと言いますと、画像の持っているpixel数にどれだけの解像度で表示する(できるか)かのdpiという解像度が限定されてはじめてその写真データの最終的に表示される大きさが決定されます。

そのpixelとdpiと表示サイズの関係を簡単な計算式として表しますと<pixel数÷dpi×2,54=表示/印刷サイズ>という計算式に成ります、この式の意味はpixel数=その画像の持っている縦横のpixel(ドットという点の情報数)をどれだけのdpi=どれだけの緻密さであらわすと、最終的な表示/印刷される大きさに成るのかという数式です。

そして通常の場合、このページを見ているようなPCの平均的なディスプレーのdpi=解像度=緻密さの数値は72dpiです、この72dpiという数値の持つ意味は、PCのディスプレーは1inch=2,54cmの幅の中に72のドット=点の情報数=ピクセル数値が表すことができるという意味に成ります、逆説的にはPCのディスプレーは72dpi以上の緻密なデータは表現できずに間引いて表示されてしまうという事にも成ります。

では、プリンターやフォトプリントの場合はどうかと言うと、この分野のdpi数値は年々高くなってきていますので、その器具の出せる/表現できる最大能力数値で計算式を作っても意味が無く無駄ですので、最終的にそれぞれの器具でプリントアウトされた写真をを見て評価したり味わったりする人間の目が解読できる絶対値の数値に合わせるのが論理的であり効率的だと思いますので、通常人間が写真見る距離範囲でこれ以上緻密にしてもその差が分からない&それ以下の数値の緻密さだとその差が分かるという解像度限界値数の300dpiの数値を基準にすると一番間違いがないと思われます。

ですのでもし彼方が持っているデジカメの画像データで最高に綺麗な緻密な画像として写真にプリントアウトできるサイズを調べたかったら<彼方のデジカメの記録可能な最大縦と横のpixel数値÷300×2,54cm=の計算数値が仕上がりプリントアウトcm>と成ります。

ちなみに下記に写真クオリティーとしてプリントアウトする代表的なサイズに必要なpixel数値を求める計算式を書いてみます

写真Lサイズ11,9cm x 8,9cmでのプリントアウト時は
11,9cm=○○○pixe÷300×2,54>1405pixel
8,9cm=○○○pixe÷300×2,54>1051pixel
長辺1405pixelb x 短辺1051pixel = 約147万画祖が必要

ハガキサイズ15,2cm x 10,2cmでのプリントアウト時は
15,2cm=○○○pixe÷300×2,54>1795pixel
10,2cm=○○○pixe÷300×2,54>1204pixel
長辺1795pixelb x 短辺1204pixel = 約216万画祖が必要

A4サイズ29,7cm x 21,0cmでのプリントアウト時は
29,7cm=○○○pixe÷300×2,54>3507pixel
21,0cm=○○○pixe÷300×2,54>2480pixel
長辺3507pixelb x 短辺2480pixel = 約870万画祖が必要

ちなみにオリンパスのE-20(有効4,915,200画素)の場合ですと、撮影時の最大保存可能pixel数値は長辺2560pixel/短辺1920pixelですから印刷可能サイズは、、、

300dpiで
2560pixel÷300×2,54=長辺21,67cm
1920pixel÷300×2,54=短辺16,26cm
長辺21,67cm x 短辺16,26cmが印刷可能

キャノンの10D&kissD(有効6,291,456画素)の場合ですと、撮影時の最大保存可能pixel数値は長辺3072pixel/短辺2048pixelですから印刷可能サイズは、、、

300dpiで
3072pixel÷300×2,54=長辺26,00cm
2048pixel÷300×2,54=短辺17,34cm
長辺21,67cm x 短辺16,26cmが印刷可能

なお上記の必要pixel数値は目の前で写真として目を凝らして見た時にも耐えられるクオリティーとしての数値であり、もっと大きなサイズでプリントアウトしたポスターサイズのように少し離れて見る場合に必要なdpiでは有りません、評価する人の目と、見るべき対象物の写真との距離が空けば必要とされるdpiはもっと低い数値でも現実的に目に見えるクオリティーは相対的な意味での低下は起きませんので、300dpiまでの高い数値は必要有りませんので、プリントアウトする大きさに合わせた必要最低限のdpiに設定してデータを使う事が無駄に大きなデータを扱わずに済み効率的だと思います。

また上記の300dpiは最高のクオリティーを求めた場合で、そこまでの厳密な最高のクオリティーを求めない場合ですと私が今までプリントアウトしてた個人的な感じでは、フォトプリントで250dpi〜300、プリンターで200dpi〜250dpiという数値で十分だとも思います、←の場合ですと同じデジタルカメラの同じpixel数値でも、もっと大きな写真としてプリントアウトが出来ます、このへんの現実的な数値は写真の被写体がどんな物が写っているのかとかプリンターの能力とインクやプリント用紙の組合せでかなり変化してきますので実際にはプリントアウトして確めてみないと正確な数値は出せません。

また上記の事柄から通常一般家庭で購入可能な民生用プリンターの標準最大プリントサイズのA4サイズへ300dpiでのプリントアウト時に必要なデジカメとして必要と成る画素数は、、、

A4の縦横長 = 29,7cm x 21cmなので

A4長辺を300dpiにて印刷時に必要なpixel数を求める数式
29,7cm÷2,54cm = 11,69 x 300 = 3,507pixel

A4短辺を300dpiにて印刷時に必要なpixel数を求める数式
21cm÷2,54cm = 8,27 x 300 = 2,481pixel

上記の式により導かれるA4/300dpiでのプリント時に必要な画素数は
3,507pixel x 2,481pixel = 8,700,867/約870万画素

つまり今後発売されるであろうと想像される民生用の普及デジカメはA4サイズに300dpiでプリントアウトが可能な約870万〜1000万画素の画素数の機種の開発と競争が激しくなると思われます、それと事実上の画素数の開発はこの辺の数値で止まり、今後は画像処理の速さやバッファー&連射速度数やダイナミックレンジ等の画素数ではなく画像のクオリティーや処理能力の開発に方向が変わってきて本当の意味での画質競争になって来ると思います。

−下記参考資料として−

1inch = 2,54cm

dpi = Dots Per Inchi/ドット・パー・インチ/ディピーアイ

dpi = 1インチ = 2,54cmの長さの中に何個の情報が有る/表現できるかの密度の単位

300dpi = 人の目が密度の差を感知できる上限(人的解像力限界値)

300dpi=1個ドット幅/0,08mm = 1mm中ドット数/11,8個

 

下記代表的な用紙サイズ表

  写真     A版   B版  
DSC 119 x 89   A0 1189 x 841   B0 1456 x 1030
Lサイズ 127 x 89   A1 841 x 594   B1 1030 x 728
ハガキ 152 x 102   A2 594 x 420   B2 728 x 515
2L 178 x 127   A3 420 x 297   B3 515 x 364
キャビネ 180 x 120   A4 297 x 210   B4 364 x 257
8切 216 x 165   A5 210 x 148   B5 257 x 182
6切 254 x 203   A6 148 x 105   B6 182 x 128
ワイド6切 305 x 203   A7 105 x 74   B7 128 x 91
4切 305 x 254   A8 74 x 52   B8 91 x 64
ワイド4切 365 x 254   A9 52 x 37   B9 64 x 45
半切 432 x 356   A10 37 x 26   B10 45 x 32
全紙 560 x 457            
全倍 910 x 540