(3) Aperture Value / 絞り


絞りとシャッタースピードにより写真の表現力の幅は広がり、その幅をどう上手く使うかでカメラマンの表現者としての実力が量れます、その表現力の一つの絞りについて少し書いてみます。

絞りの観念としては光が通る道筋の穴の大きさであり、その構造上穴が大きければ取り込める光の量は多くなり象として明るく写せ、穴が小さければ取り込める光の量は少なくなり象として暗く写ります。

絞り値の値はカメラによって違いますが、1ステップ表記ですと、、、

1 - 1.4 - 2 - 2.8 - 4 - 5.6 - 8 - 11 - 16 - 22
  1.2 - 1.8 - 2.5 - 3.5 - 5 - 7 - 10 - 14 - 20  

*)上記の値は、レンズのF値性能の差による可能シャッタースピード値の違いの参考に成ります(例、同じ明るさの写真を写そうとした場合にF1.4のレンズはF2.8のレンズより4倍早いシャッタースピードで写せます、または、F3.5のレンズはF1.8のレンズより4倍遅いシャッタースピードが必要に成ります)この切れるシャッタースピードの差がFの値で、F値数が少なくなるとレンズの口径が大きく重量も重く、同時に価格も高く成ります。

このような絞り値が有った場合に、左から1枠ごとに右に変化すると絞りを通過する光の量を半分に絞る事が出来ます、つまり絞り値2から2.8にすると取り込める光の量は半分に絞られ、逆に絞り値2から1.4にすると取り込める光の量は二倍に開かれます。

またこの絞り値の単位は1ステップ、1/2ステップ、1/3ステップ等のようにカメラやメーカーによってステップの値の幅と、最小値と最大値の値が違ってきます。

またカメラ側の絞り値として例え1.4が有ったとしても、カメラと組み合わせるレンズの明るさがF2ですと取り込める光の最大明るい値も2.0に成ってしまいます。

という事は、同じmm数のレンズでも例えば35mm/F1.4と35mm/F2.0ではカメラに取り込める光の量が2倍違い、いわゆる1絞り分の差に成ると言う事に成り、この差は開放時での被写体深度の差に成りボケ量の差と、シャッタースピードが2倍の速さで切れるようになり手ブレや被写体ブレを避られる効用にも成ります。

この事からも、開放時の絞り値の基と成る光をカメラに取り込む一番最初の機構としてのレンズの明るさ/F値の持つ意味はとても大きいと思います、光の入り口のレンズが明るければ絞りの開放値も開け、シャッタースピードも早く切れます、この事はカメラマンが使える表現の幅がどれだけ広がるのかと、暗い環境下でも写真が写せるか写せないかという絶対的な差にも関係してきます。

基本的シャッタースピードの定義として1/125秒以上のシャッタースピードだと被写体ブレや手ブレが防ぎ易く成ります、ただし125mm以上の望遠レンズですと手ブレに対するブレ量が増えるので1/レンズmm数秒以上のシャッタースピードが必要と成ります。

さてカメラを通じて写真という表現を楽しむ全ての皆さん私と一緒に、世の中の明るいレンズとそれを可能にする設計者と加工技術者に賛辞と感謝を贈りましょう〜!